鎌倉・建長寺で禅とマインドフルネスを学ぶ。

土日は、鎌倉の建長寺で、禅とマインドフルネスにフォーカスしたこのイベント↓に参加。
https://zen20.jp
知ったきっかけは、永田町GRIDでの映画上映会(https://www.facebook.com/events/1329805133823463/?ti=icl)。
為末大氏と松本紹圭氏が登壇されることを決め手に参加を決めたけれど、全体的にかなり自分の興味の方向に合致したイベントだったので2日間満喫!!
自分の興味は、と言うと例えば、過去にも書いたこういう方面↓

精神と身体の断絶
http://swandiver.hatenablog.com/entry/2017/09/04/224512
“信仰”と“信仰に似た心的態度”
http://swandiver.hatenablog.com/entry/2017/09/04/225003
不変↔︎諸行無常
http://swandiver.hatenablog.com/entry/2017/09/03/142846
“こっち側(=正常な・マトモな世界)”と“あっち側(=オウムやカルトの世界)”
http://swandiver.hatenablog.com/entry/2017/12/03/232050

今回新たに知った方のプログラムの中では特に、藤野正寛氏の「身体の声に耳を澄ます」(脳科学)がヒット。概要は以下の通り↓

◆人の自己観・価値観は「確固とし」「思い通りになること」を望む。一方、「変化し続け」「思い通りにならない」のが自然の摂理。その最たるものが、死。

自己観と自然の摂理の間のギャップに苦しみ(suffering)
が存在する。

自然の摂理を変えることができない以上、苦しみを減ずるには自己観を変えるしかない。
◆仏教の四聖諦には学びの過程が組み込まれている。
・「自分は変われる」というものの見方
・「苦は学びの機会」というものの見方
実際に、「自分は変われる」という知能観を持っている中学生のほうが、そうではない中学生よりも成績が上昇したというデータあり。

しかし、大人になっても人は変われるのか?(=神経可塑性

21世紀の研究では、大人にも神経可塑性ありと考えられている。変わるために有用なのは、
①体験的な訓練 (例)ロンドンのタクシードライバー試験
②心的訓練でも効果あり。(例)ピアノ訓練
③注意を向けること。(例)猿に音刺激か触覚刺激を与えた例

“注意を向ける”ために瞑想、マインドフルネスが有用。
瞑想:注意を集中し、評価を下さずに自分を観察することによって、自分という存在の内的基準を直接的に感じとるプロセス。
マインドフルネス:次々と生じている今この瞬間の経験に対して受容的な注意を向けてありのままに気づいていること。

“今この瞬間に生じている経験”を捉えるためには身体感覚が重要。なぜなら身体感覚は、“眼耳鼻舌身意に外部内部の刺激が接触した時”に生じるため。
つまり、意識レベルの意思決定よりも先に、無意識レベルの身体感覚が変化しているため、「身体の声に耳を澄ます」ことが大切。

藤野氏ご自身は特に「身体の声に耳を澄ます」必要があるときはヴィパッサナー瞑想に参加されるそう。以前からヴィパッサナー瞑想には興味があるので、やはり体験してみようかとも思う。

その他、2日間で印象に残った言葉達のほんの一部。(正確には覚えてないので私の解釈で。)
藤田一照氏
「正しい座相には接地性(groundness)と垂直性(uprightness)が肝要」
松本紹圭氏
「英国で参加したYoung Global Leaders研修で出会った人々は皆、『I'm not religious at all, but I appreciate spirituality』のように言う。要は誰も宗教の信者になったり入信したりはしたくないが、Wisdomを取り入れて心豊かになりたい、そういう時代。つまり、ポスト宗教時代に生きてるなぁと思う。」
現代日本の仏教は二階建構造。一階はお葬式や法事を中心とする”先祖教”、二階で仏道。しかしそもそも二階が存在しないお寺や、もしくは内階段しかついておらず二階の存在が外から分からないお寺も。二階に直接上がれる外階段も必要。」
「マインドフルネスとかに興味がある人々は、ある意味“意識が高い”ごく一部の人達。それも良いが、一方でそれ以外の、例えばおじいちゃんおばあちゃん達とかが完全に取り残される(left behind)のは望ましくない。お寺の“一階”も大切。その視点から考えると、両者を繋ぐ活動はシンプルだが“掃除”じゃ無いかと考えている。」
「それぞれ宗派によって教義が違いすぎて、”仏教”を基に寺と寺を繋げることは困難だったので、寺の"management"を切り口にネットワークを作った。」

まだまだあるけれど、文章が長くなりすぎたのでひとまずこの辺りで。
こんなに魅力的なイベントを創り上げてくださった主催者の方々に感謝します。また、このイベントを知るきっかけとなった映画上映会を主催してくださったGaiax社の木村 智浩さんにも。
来年はボランティア参加をしようか迷うところ!

#zen20