【FB2013年10月12日投稿を転載】映画『Hafu』感想

以前、イベントでお世話になったことのある矢野デイビッドさんがご出演されている映画、『Hafu』を見てきました♪

『Hafu』

日本人とのハーフとして、日本或いは外国で育った(or育ちつつある)5人の日々を追ったドキュメンタリー。日本×ガーナのデイビッドさん、日×豪のソフィアさん、日×メキシコのアレックス君、日×ベネズエラエド、日×韓の房江さん。同じ“ハーフ”とは言っても、境遇も外見も様々。主に日本で育った人・外国で育った人。見た目が日本人的な人、外国人的な人。しかし、どの人も、自分が日本ともう一つの国の両方を背負う・背負わざるを得ない存在であることを意識し・意識させられ、生きてこられたようでした。(とりわけ日本に育った場合、学校や社会の閉鎖性に苦しめられた度合いが強いように感じました。)それは、単純に日本人として生を受けた私にはうまく想像することができない重荷であり・葛藤であり・苦しみのようで。そして、5人の方々の現在の立ち位置も様々。苦しみや葛藤を乗り越え、mixed rootsであることをベースに・ご自身の使命を見つけられた人、mixedではありつつも・日本ではないほうの国に完全に軸足を置く人、もしくはまだ葛藤の真っただ中にある人、など。

上映後のトークショーには、西倉めぐみ監督(日×米)と出演者デイビッドさんが登場。会場にたくさんいらっしゃったハーフ、mixed rootsの方々、はたまた、別の角度からのマイノリティである同性愛の方とのコミュニケーションも、時に感動的でとても興味深いものでした。(とくに、デイビッドさんの受け答えは、苦しんだ時があったからこそ、と思われる、優しさ・思慮・慮りの詰まった語り口でした。)

わたしは、どの角度からの感想をここに書こうかと迷うのですが、一つに絞って書くとすると、「生まれのことであれ、性的指向のことであれ、逃れようのない大きな荷を背負うことは、深みのある・美しい人間が生み出されるチャンス。」という再実感でしょうか。(ただ、残念なことに、苦しみを乗り越えられずに、人が傷み・歪んでしまうこともありますが><)
また、人にとってはそれぞれ、自らの抱える荷が一番の関心事とならざるを得ませんが、ほかの人もまた、違う種類の荷を抱えているのだ・抱えているのかもしれない、という慮りを常に忘れないことが大切、との思いも新たにしました。

と、いろいろと書きましたが、単純に、「Hafu」興味深いです。
ひとまず18日までしか上映してないようですが、お時間があればぜひ足をお運びください♪

http://hafufilm.com/